階段の上り下りがつらい…膝の痛みに悩む日々
62歳の女性(パート勤務)
・初回
数年前から膝に違和感があり、最近では階段の上り下りや立ち上がり動作のたびに痛みを感じるように。整形外科では「変形性膝関節症」と診断され、ヒアルロン酸注射や湿布などの対処を続けてきたものの、なかなか改善が見られず、日常生活にも支障が出てきたことからご来院されました。
お話を伺うと、長年の立ち仕事や加齢による筋力の低下、歩き方のクセなどが重なり、膝に大きな負担がかかっているご様子。膝だけでなく、股関節や足首の可動域、骨盤の傾きにも影響が見られました。
初回は膝関節そのものに直接刺激を与えるのではなく、太もも前後の筋膜のリリースと、股関節・骨盤・足関節のアライメント調整を中心にアプローチ。膝周囲の緊張を緩めながら、下半身全体のバランスを整えていきました。
施術後は「膝の引っかかり感が軽くなって、立ち上がるのが少しラクに感じました」とのご感想でした。
・2回目(7日後)
「いつもよりスムーズに動ける日が増えました」とのこと。まだ痛みが出る場面はあるものの、特に階段の上りでの違和感が少し減ってきたそうです。
今回は股関節周囲の筋肉(中臀筋や腸腰筋)の調整に加え、内ももやふくらはぎの柔軟性も高める施術を実施。また、膝関節のねじれを軽減するため、足裏〜足首〜膝までのラインを丁寧に整えていきました。
ご自宅でできる椅子に座ったままの体操や、膝に負担をかけない立ち方・歩き方のアドバイスもあわせてご提案。
・3回目(15日後)
「最近、歩くときに膝を気にせずにいられる瞬間が増えてきました!」とうれしいご報告。
膝の痛みが和らいできたことで、外出の頻度も少しずつ増えてきたとのこと。表情も明るくなり、「このまま歩けなくなるんじゃないか」という不安が軽減されてきたそうです。
今回は膝関節の可動性と安定性の両面にアプローチ。お尻と内ももの筋肉の連動性を高め、膝にかかる負荷をさらに軽減する施術を行いました。
・スタッフからのメッセージ
変形性膝関節症による痛みや不安は、日常生活の中でじわじわと心身に影響していきます。
でも、膝だけを見るのではなく、全身のバランスを整えていくことで、少しずつでも動きやすさや安心感を取り戻すことができます。
「痛いのが当たり前」「もう歳だから」とあきらめる前に、まずは一歩を踏み出してみてください。
あなたのペースに合わせて、無理のないケアを一緒に続けていきましょう