「朝は寒いのに、昼は暑い…」秋に増える“なんとなく不調”の原因とは?
「朝起きると体が重い…」
「日中は暑いのに、朝晩は急に寒くて疲れる」
「最近、肩こりや頭痛が増えてきた」
「しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れない」
秋になると、このような不調を感じる方が増えてきます。
その原因の一つとして考えられるのが、朝晩と日中の気温差です。
特に秋は、日中はまだ暑さが残っている一方で、朝晩は気温が大きく下がることがあります。
こうした気温の変化が続くことで、体温調節などを担う自律神経に負担がかかり、「寒暖差疲労」と呼ばれる状態につながることがあります。
そもそも「寒暖差疲労」とは?
私たちの体は、外の気温が変化しても体温を一定に保とうとします。
そのために重要な役割を果たしているのが自律神経です。
暑いときには体から熱を逃がし、寒いときには熱を逃がさないようにするなど、体温調節に関わっています。
ところが、短時間のうちに気温が大きく変化すると、体はその変化に対応し続けなければなりません。
その結果、
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 肩や首がこる
- 頭痛がする
- めまいを感じる
- 眠りが浅く感じる
- 手足が冷える
など、さまざまな不調を感じることがあります。
ただし、これらの症状にはさまざまな原因が考えられるため、「寒暖差だけが原因」と決めつけることはできません。
秋に寒暖差疲労が起こりやすい理由
① 朝晩と日中の気温差が大きくなる
秋は、夏に比べて朝晩の気温が下がってきます。
しかし、日中はまだ暑さが残ることもあります。
「朝は上着が必要なのに、昼には半袖で過ごせる」
そんな日が続くと、体も温度変化への対応を繰り返すことになります。
② 夏の疲れが残っている
秋の不調は、秋になって突然始まるとは限りません。
夏の間に、
- 冷房の効いた部屋で長時間過ごした
- 冷たい飲み物をよく飲んだ
- 睡眠時間が乱れた
- 暑くて運動する機会が減った
- 食生活が乱れた
などの生活が続いていると、秋になってから疲れを感じやすくなることがあります。
「最近急に体調が悪くなった」と感じても、実は夏からの生活習慣が影響しているケースもあります。
③ 睡眠のリズムが乱れやすい
気温が大きく変化すると、寝具や室温の調整も難しくなります。
「暑くて夜中に目が覚める」
「朝方は寒くて目が覚める」
といったことが続くと、睡眠の質に影響する可能性があります。
睡眠不足や睡眠の質の低下が続けば、日中の疲労感にもつながります。
こんな人は「寒暖差疲労」に注意
次の項目に当てはまるものはありませんか?
☑ 朝起きると体が重い
☑ 日中に強い眠気を感じる
☑ 最近、肩や首がこりやすい
☑ 頭痛を感じることが増えた
☑ 手足が冷えやすい
☑ 寝ても疲れが取れない
☑ 朝晩の気温差が大きい日に体調を崩しやすい
☑ 夏の疲れがまだ残っている
☑ 運動する機会が減っている
☑ 最近なんとなく体調がすぐれない
3つ以上当てはまる方は、生活習慣を見直してみるのがおすすめです。
秋の寒暖差疲労を防ぐ5つのポイント
① 朝晩は「少し早め」に寒さ対策
「まだ大丈夫」と薄着で我慢してしまうと、体が冷えてしまうことがあります。
特に朝晩の通勤・通学時は、薄手の上着や羽織れるものを準備しておきましょう。
暑くなったら脱げる服装にしておくと、日中の気温上昇にも対応しやすくなります。
② 毎日少しでも体を動かす
運動不足が続くと、体が温まりにくくなったり、筋肉が硬くなったりすることがあります。
いきなり激しい運動をする必要はありません。
- 10〜20分歩く
- 階段を使う
- 朝に軽く体を動かす
- 肩や股関節をゆっくり動かす
など、無理なく続けられることから始めてみましょう。
③ 湯船につかって体を温める
シャワーだけで済ませる日が続いている方は、可能であれば湯船につかる習慣を取り入れてみましょう。
入浴によって体が温まり、リラックスしやすくなります。
「最近疲れが抜けない」という方は、就寝前の入浴を習慣にしてみるのもおすすめです。
④ 首・肩を冷やしすぎない
首や肩は、冷えや長時間の同じ姿勢によって筋肉が緊張しやすい部分です。
特にデスクワークやスマートフォンを長時間使用する方は、
「冷え+同じ姿勢」
が重ならないように注意しましょう。
肩をすくめてストンと落とす運動や、首・肩をゆっくり動かすだけでもOKです。
⑤ 「疲れてから休む」ではなく早めに休む
季節の変わり目は、体調を崩してから対処するよりも、疲れを感じ始めた段階で休むことが大切です。
「まだ大丈夫」と無理を続けず、
- 睡眠時間を確保する
- 食事を抜かない
- 運動と休息のバランスをとる
- 仕事の合間にこまめに休憩する
など、体を回復させる時間を意識してみましょう。
寒暖差による不調に「首・肩の緊張」が関係していることも
秋になると、
「肩こりが急にひどくなった」
「首が重くなってきた」
「頭痛が増えてきた」
という方も少なくありません。
もちろん原因は一つではありませんが、首・肩周辺の筋肉が常に緊張している状態では、体の負担を感じやすくなることがあります。
特に、
- デスクワークが長い
- スマホを見る時間が長い
- 猫背になりやすい
- 呼吸が浅くなりやすい
- 運動不足
といった習慣がある方は、一度自分の姿勢や体の使い方を見直してみましょう。
整体でできる「寒暖差疲労」へのサポート
整体では、寒暖差そのものをなくすことはできません。
しかし、季節の変化によって負担がかかりやすい首・肩・背中などの筋肉の緊張や、姿勢・体の動かし方をチェックすることはできます。
当院では、
- 首・肩・背中の筋緊張のチェック
- 姿勢や体の使い方の確認
- 肩甲骨や背中の動きの確認
- 呼吸のしやすさにつながる体の動きのチェック
- 日常生活でのセルフケアの提案
などを行っています。
「病院に行くほどではないけれど、なんとなく体調がすぐれない」
そんな段階で体の状態を確認しておくことも、季節の変化を乗り切る一つの方法です。
まとめ|秋は「寒くなってから」ではなく、今から対策を
秋は、夏の暑さが残る一方で、朝晩は急に冷え込むことがあります。
この寒暖差による環境の変化に加えて、夏の疲れや睡眠・運動不足などが重なると、体調の変化を感じやすくなることがあります。
「最近なんとなく疲れる」
「肩こりや首こりがひどくなってきた」
「寝てもスッキリしない」
という方は、まずは服装・睡眠・運動・入浴など、日々の生活を少し見直してみましょう。
そして、セルフケアをしても不調が続く場合や、以前にはなかった症状が出ている場合は、無理に我慢せず医療機関への相談も検討してください。
秋の本格的な寒さが来る前に、今から体を整えておきましょう。

























































